No.190 新学期⑤ ~教科担任制による時間割作成のポイント~
3月
31日
明日から新学期。授業をする担当クラスが決まると、教務主任の先生が中心となって「時間割」が作成されていきます。
新採の時から時間割担当9年間、2校目にあたる4年目以降は一人で時間割を組んでいました。その経験を踏まえて、お伝えしていきます。
今後、小学校でも教科担任制が増えてきます。その際、時間割の組む際の要所をまとめてみました。
まずは
「理科室や体育館は、コマ数が多い&場所が限られているから決まりやすい」
ここは一番最初に考えていくところかと思います。
ここからは、押さえておきたいポイントになります。
①一人の先生が、他学年をまたいで授業を持つ
②音楽・美術、図工・技術・家庭・書写など、週1コマかつ準備や 片付けに時間のかかる教科の授業
③一人の先生が、複数の教科を授業に持つ
②音楽・美術、図工・技術・家庭・書写など、週1コマかつ準備や 片付けに時間のかかる教科の授業
③一人の先生が、複数の教科を授業に持つ
①・②について、例えば3年→2年→3年と学年が交差すると、担当の先生は本当に大変です。なので、
・3→3→2、または2→3→3のように、学年をある程度まとめる
・学年が変わる時は空きコマを挟むようにする
・学年が変わる時は空きコマを挟むようにする
すると、「授業後の片付け→授業の準備」の手間が減ります。
③について、小規模校や小学校の専科にある例で、書写→図工→書写。一見、教室での授業だからと軽視されやすいですが、授業者からするととても大変になります。
・次の先生の授業に迷惑をかけてしまう(上の例だと、書写の次の授業)
・次の時間で授業をする子どもたちを待たせてしまう(上の例だと、図工の時間)
・次の時間で授業をする子どもたちを待たせてしまう(上の例だと、図工の時間)
という事態になります。
これも、書写→書写→図工にすると同じ教科が続くので、授業者は慌ただしくなりにくく、心理的負担はだいぶ減ります。
これも、書写→書写→図工にすると同じ教科が続くので、授業者は慌ただしくなりにくく、心理的負担はだいぶ減ります。
そうは言っても、時間割担当の先生は自分の仕事を後回しにして、
本当に時間をかけて作っています。ピタッとはまる時はアッという間です。しかし、ピタッとはまらない時の方が多いです。
本当に時間をかけて作っています。ピタッとはまる時はアッという間です。しかし、ピタッとはまらない時の方が多いです。
なので、時間割担当に苦言ではなく、代替案を伝えてフォローしてあげると担当した先生はすごく助かります。そういう職員室がすごく温かい。
児童・生徒が落ち着いて学習する一つの条件として、先生方が落ち着いて授業をすることもあります。
なので、時間割は自分の担当や自分のクラスを見つつ、全職員でチェックをしたいところ。ひとりの目より、複数人の目で見た方が、よりよい時間割になります。
日頃の小さな負担が減らせれば、1年間を通して考えると、大きなプラスになりますね。
日頃の小さな負担が減らせれば、1年間を通して考えると、大きなプラスになりますね。
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