野村家の2階に茶室が2つあり、お茶が飲めるようになっています。野村家の各部屋は寒く(茶室にはなんと暖房が入っていました。)、また、台湾か中国の団体客が入っていたので、とても混んでおり、15分くらい待ってやっと入ることができました。わたしの茶碗は九谷焼の青木木米のコピーものでした。暖かく、いただきました。
この前の日曜美術館で、今、パナソニック汐留ミュージアムで行われている「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰―」展を取り上げていた。実は、先月すでに、うちの奥さんと見てきたのだが、すぐその後に京都へ行ったので、アップすることをすっかり忘れていた。
シュルレアリズムに、若いころ嵌っていたので、キリコは結構見ているような気がしていたが、これだけ、まとめて見たのは、確かにはじめてだった。
キリコといえば、シュルレアリストたちに影響を与えた形而上絵画が有名であるが、タイトルに「変遷と回帰」と書いてあるように、第1次世界大戦後、古典主義へ関心が向けられ、伝統的なテクニックや題材で制作を続けるようになり、シュルレアリストたちに批判されたようだ。そして、晩年、また、形而上絵画へと回帰する。
同じような絵を何枚も描く(これを「主題の変奏」と言うらしい)キリコをアンディ・ウォーホルが絶賛していたらしい。ようするにポップアートにも影響を与えた、すごい人だった。
12月26日までやっているから、もう一度じっくりと見に行こうかな..
ちなみに、日曜美術館でも取り上げていた、有名な「街の神秘と憂愁」は、今回、展示されていません。
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今年も11月30日に、南房総の千倉で、ガムランの演奏をします。今年は、午前10時頃から、産業まつりでクビャール・ドゥドゥックを演奏して、午後2時からスタジオ・ユジュでシノム・ラドランとレゴン・ラッサム(パンカット入り)を演奏します。昨年の午後の演奏は路上ライブでしたが、今年は、昨年より1週間後なので、寒さとお天気を考えて、室内で演奏することにしました。お時間がある方は、南房総へのドライブも兼ねて、是非見に来てください。
先日、うちの奥さんとBunkamura ザ・ミュージアムへ「夢見るフランス絵画」展を見に行った。なんと、これらすべての絵画は、あるひとりの日本のコレクターが集めたらしい。であるから、リーフレットの左上にさりげなく「知られざるコレクション、珠玉の71点」と書かれてある。しかし、すごいな..
今回の展覧会で、ルノアールは当初、陶磁器の絵付師だったことが分かった。マリーローランサンもそうだったようだ。いろいろ知らないことが多いな..
先日の長野の地震で、善光寺の燈籠が倒れたらしい。実は、善光寺には、1894年に奉納された瀬戸は加藤杢左衛門の染付花唐草文大燈籠が左右に2基ある。心配だったが、ニュースの映像で、向かって左側(たぶん)の燈籠1基は無事であることが確認できた。石の燈籠と違って固定されていると思うので、たぶん大丈夫だろう。
三井記念美術館へ特別展「東山御物の美 -足利将軍家の至宝-」展を見に行った。こちらも、国宝、重要文化財のお宝、満載。
まあ、室町の足利将軍家は、中国大陸の唐物にあこがれていたということが良くわかる。ほとんどが、中国もの。お茶をやっている人は見に行くべき展覧会でしょう。
私は、お茶はやらないけど、やはり、天目茶碗はサイズ的にもいいな。
大好評だったネコ展に続き、リニューアル記念特別展第2弾、「御法に守られし 醍醐寺」展を松涛美術館へ見に行きました。
すごい、お宝満載!
国宝「過去現在絵因果経」(リーフレット左上の絵)の色鮮やかなこと!黄色、赤、ピンクなど、いっぱい色を使って、とてもカラフル。1200年以上前、8世紀、奈良時代ですからね。
国宝、空海直筆の「大日経開題」は、書ききれないと思ったのか、行が狭まっていき、とても人間味があって面白い。
信長、秀吉、そして、家康の書状や、俵屋宗達の舞楽図屏風など、見どころ満載です。
来週の月曜日までです。是非、見に行くことをお勧めします。
学生と一緒に、足場用の鉄パイプでフレームを作り、ゴングを吊ってみました。叩いてみたら、とてもいい音でした。よかった! やはり、吊らなければだめですね。しかし、叩き方によっても音が変わるので、なかなか難しい。学生たちも、ゴングを見るのも聴くのも初めてだったみたいで、どうしたら、いい音が出るか、熱心に叩いていました。
また、このゴングの音高は、私が持っているジェゴガンのプングンバンにおけるdengの音とだいたい同じ高さで、スペクトルも基音(85.5Hz)と1.5倍音、そして、2倍音のピークがきれいにたっていました。いつか、このゴングを使って、ガムランを奏でてみたいな..
ピエトロクローン(上、油彩画)とアーノルドクロー(下、写真)
今年6月に発売された別冊太陽の「デンマーク家具」である。本屋さんで見つけて購入した。デンマーク・デザイン・ミュージアムに所蔵されている家具、主に椅子がたくさん載っている。その中に、ジャポニズム・コレクションについて述べられており、なんと、1885年にB&Gの芸術監督に就任したピエトロクローンやRCのアーノルドクローのことについて記載されている。
デンマーク・デザイン・ミュージアムは、昔の工芸美術館のことで、初代館長はピエトロクローンである。であるから、ピエトロクローンについての記載も多く、彼がエミールガレに送った手紙なども紹介されており、まさに当時の北欧アールヌーヴォーが垣間見える。すばらしい!
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