昨日、雨の中、国立能楽堂へ現代狂言を見に行きました。ウッチャンナンチャンの南原清隆さんと野村万蔵さんが中心に行っている狂言で、今年で9年目だそうです。今回は、古典狂言「棒縛(ぼうしばり)」と「茸(くさびら)」と、現代狂言新作「ことだま交差点」が上演されました。とても面白かったです。新作の「ことだま交差点」も内容が濃く、大変笑えました。お笑いの方々も古典狂言に挑戦していましたが、とても声が通り、素晴らしかったです。来年は10周年だそうです。狂言を見たことのない方、とてもお勧めです。
現在、横浜美術館でホイッスラー展が行われています。3月1日までです。先日も、日曜美術館で再び取り上げられていましたが、、実は、昨年10月末に京都へ行ったとき、京都の近代美術館で開催されており、細見美術館の近くだったので、私はついでに見てきました。アップする機会を逸していましたが、ちょうど横浜に巡回してきているので、紹介しておきます。関連する日本の浮世絵も展示されており、比較しながら鑑賞できるので、ジャポニズムに関心がある人にはお勧めです。
今回、ひとつは、大阪でバリ・ガムランの活動をしているギータ・クンチャナのガムランを測定させて頂きました。ギータ・クンチャナのスタジオは通天閣のそばにあります。
http://gitakencana.music.coocan.jp/
HPのプロフィールにも書いていますが、主宰のKさんは音大卒業後、、バリ島のインドネシア国立芸術大学(ISI)への留学を終えて、関西を中心に、いろいろなところでガムランを教えながら、このギータ・クンチャナを運営・活動しています。立派ですね。ガムランだけで、生活していくことは大変なことです。頭が下がります。
このスタジオでも、教えているようなので、関西方面でバリ・ガムランに習ってみたいな、あるいは、やってみたいなと思っている方は、是非、訪ねてみてください。
昨日は、ハリモクの最後の練習で、その後、忘年会だった。そして、練習前に、再び汐留ミュージアムへ行ってキリコ展を見てきた。今回は、1977年のキリコのインタビューの映像も見れたし、外で上映していたビデオも見ることができた。ニーチェの「神は死んだ」という言葉に影響を受けて、「孤独」というテーマから生涯、形而上絵画を描いてきたらしい。とても、共感できた。インタビューのキリコもユーモアがあって面白かった。
パナソニックビルの下にある新橋の駅舎跡がイルミネーションが飾られて、きれいだった。さて、今日から、大掃除かな..
ロイヤル コペンハーゲンの彩磁アザミ文花瓶です。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/RC_2283_MHost.html
絵付け作家はマリアナ・ホスト、製作年代は、1890年11月。抽象的に描かれているので、実のところ、アザミかどうかわかりません。最初、クラゲかなと思ったのだが、葉や枝が緑で描かれているので、花であることは確かです。あざみ以外の花だと思う方、教えてください。うちの奥さんは菊の可能性もあると言っています。
マリアナホストは、おそらく1889年のパリ万国博覧会以降、ユニカにサインをいれることができたと思われますが、1889年代のホストのユニカはまだ見たことはないので、はっきりと断定はできません。
1890年に釉下彩で、青、緑、ピンク、そして、白の4色を使い、斬新的なデザインで描かれているところなど、かなり挑戦的な作品だと思います。
マリアナ・ホストは1904年にロイヤル コペンハーゲンを退職し、欧州外遊後、1906年にマイセンに迎えられ、以後3年間の在籍期間中に、ロイヤル・コペンハーゲンで得た釉下彩の技術を伝授し、マイセンのアールヌーヴォー様式に影響を与えました。
今度の展覧会では、この辺のところも是非取り上げたいなと考えています。
ロイヤル コペンハーゲン、マーガレットサービスの珈琲ポット、アーノルドクロー作
ビング オー グレンダール 睡蓮型カップ&ソーサ、ピエトロクローン作
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