そして、ついでに、隣の日本橋三越で行われている日本伝統工芸展も見てきました。久しぶりに見にいきましたが、やはり見事な作品ばかりですね。しかし、今回、陶磁器には、これといった釉下彩の作品は見られませんでした....頑張れ、ニッポン!
昨日、三越前まで行って、三井記念美術館で行われている「蔵王権現と修験の秘宝」展を見てきました。吉野金峯山と三佛寺にある平安時代からの仏像、曼荼羅などの国宝や重要文化財がたくさん展示されていました。さっと見て帰る予定でしたが、結局、じっくりと見て、55分もある修験道の映像も見てきてしまいました。いや、すばらしい!
山伏が行う修験道は、日本古来の山岳信仰だと勝手に思っていましたが、実は、山岳信仰に神道、仏教、道教、陰陽道などが習合した日本独自の宗教だったんですね。ということは、バリ島の道教を基本とするゴング・ベリでもほら貝を吹くので、ほら貝を吹く行為は、道教から来たのかな..
今回、タマンサりのブレガンジュールでは、青銅のゴングではなく、鉄のゴングでした。やはり、鉄のゴングは、バリ人にとってはフェイクなのかな?青銅のゴングであれば、こんな扱いはされないでしょう。まあ、このあと、5分くらいしたら、吊るす台が運ばれてきましたが..
布によって濾されて、最後の灰が集められます。
集められた灰を前にお祈りをします。
火葬が終わり、水をかけられ、親族によって、灰が集められます。
左側が、タマンサりのグループ、右側がシンドゥのグループです。
演奏するときになると、数人集まって、このようにスタンバイします。
火葬の最中、演奏者は何をしていたかと申しますと、なんと賭け事をしていました。燃やす時(タマンサリ)と灰を集める時(シンドゥ)に演奏が行われます。
奥にお棺が見えます。ブレガンジュールの演奏が始まりました。
ちょっと、遅れていったので、ワヤンさんは行進が始まってから、クンダンを交代しました。一番左が、私のクンダンの師匠、ワヤンさんです。
今朝、ワヤンさんの家に挨拶に行ったら、これから、火葬の儀式に参加するので、着いてこいと言われ、行ってみたら、ビンタン・バンガローズの裏に住んでいた方が亡くなったようでした。昨晩、アンクルンの演奏が部屋からよく聴こえており、どこで練習しているのだろうと思っていましたが、練習ではなく、本番でした。
ということで、つい先ほど、ビンタン・バンガローズに戻ってきました。しっかりとワヤンさんのブレガンジュールのクンダン(太鼓)の演奏を録画しました。なお、録画していたので、演奏中の写真は撮っていません。
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