活気溢れる中国人街
イタリア人街に接するワシントン・スクエア
サンフランシスコには広大なチャイナタウンがあります。
その街路に入り込むとどこを向いても中国語の案内板のみ、
通行人から飛び交う言葉も中国語
……中国に迷い込んだか、と錯覚するほどです。
申し訳ない言い方ですが
お世辞にも綺麗とは言えない街並み。
野菜などが煩雑に並べられたまま、その陳列台が歩道にはみ出ていたり
2階の窓から洗濯物が干してあったり…
一方、隣の街区にはイタリア人街が広がっていますが
そこは高級で洗練された内装のレストランが軒を連ねています。
数ブロック四方の規模で、
中国人街と比べたら桁違いに小さなものですが。
整頓や綺麗さの違いは文化の違い、ってことでしょうか?
どちらが上で下で、という話ではないはずです。
そう言えばマンハッタンにあった中国人街は
イタリア人街と隣り合ってましたが
それは単なる偶然の一致なのでしょうか。
ソルトレイクシティ・ダウンタウン
十字架で死なれた主は
「よみ」にまで降られた。
死者の魂が集められているところで
その場で勝利を「宣言」されたと聖書は教える。
不信者や反抗者、それに悪霊たちの死の場所へ行って
ご自身が神の国を建設するにあたっての勝利宣言であった。
今日、聖書の教えを掲げながら
それにプラスアルファ、教祖の独自の教理を加える宗教組織がある。
キリスト教の「異端」と呼ばれているもの。
一般の人には見分けがつかないほどに似ているが、
本質の部分で異なっている。
似て非なるものである。
エホバの証人や
モルモン教徒(末日教徒)が代表的な異端であろう。
米国のモルモン教徒の大本山は、
ユタ州の州都、ソルトレイクシティである。
モルモン教徒らが移住し、開拓し、建設、発展させてきた街。
犯罪も少なく、綺麗に整い、高額所得者の街として名を馳せている。
彼らの寺院の尖塔のように
その宗教的な実践力も際立っている。
近所の国立公園や町には、
彼ら初期の移住者らが名付けた聖書の地名がふんだんに登場する。
……………………………………
ところで
善良そうな人達を「異端者」と呼ぶのは
器量が狭いと、感じる向きもおられよう。
全能の神の啓示の書としては「聖書のみ」
がプロテスタント信仰の根幹であり、
聖書以外のものを権威とするなら
異端であるとするのがプロテスタントの立場である。
これは、一般の人々にとり見分けがつかない。
現在は真偽がともに併存する「キリスト教世界」時代である。
しかし、真偽の違いが誰の目にも明らかとなる時がやがてやって来る。
終末時代が進むほど明瞭化すると聖書は告げている。
元無人機パイロットだったブライアントさん
ノーベル平和賞を受賞したマララさんが
オバマ大統領に面会した時。
彼女はかねてからの願いを率直に言った。
「無人機攻撃を止めてください」
………………………
無人機パイロットとして4年間米軍に勤務していた20代男性の証言を
毎日新聞の記事で読みました。
敵か一般市民かも分からないままに
命令に従い殺戮をせねばならなかった苦悩の胸の内を明かされた。
地球の裏側での遠隔操作により
クリックボタン一つで殺人ができるという
ヴァーチャルゲームのような戦争が実在していたのを新たに認識。
攻撃対象を確認できないまま爆撃して殺傷するだなんておかしい。
マララさんの訴えは正しかったと考えます。
皆様はどうお考えでしょう?
…………………………………………………
(以下が毎日新聞からの引用です)
米軍がアフガニスタンやイラクで「テロリスト掃討」を目的に実施してきた無人機空爆作戦で、実際に無人機を遠隔操作して攻撃に参加した元米空軍操縦士、ブランドン・ブライアントさん(29)が毎日新聞の取材に応じた。自宅がある米西部モンタナ州ミズーラの喫茶店で「テロとの戦い」について語った。ブライアントさんは、「敵かどうかも分からない多数の人を殺害した。自分の過去は変えられず、悔いても悔いきれない」と、除隊から3年以上たつ今も自責の念にかられている。
ブライアントさんは、米西部ネバダ州やニューメキシコ州にある米軍基地に勤務し、約1万キロ離れたイラクやアフガン上空を飛行する無人機を遠隔操作していた。1日10時間以上の勤務を続け、飛行時間は延べ6000時間以上。目標地点や特定人物の監視から米兵車両の移動を上空から見守る護送、さらに交戦する地上部隊の支援から空爆まで約4300もの任務に携わった。除隊するまで約5年間で、直接ミサイル攻撃で殺害したのは13人。関わった任務すべてで殺害した人数は1626人という。
今も鮮明に頭に焼きついて離れないのが2007年1月の爆撃だ。アフガンで駐留外国軍を銃撃する旧支配勢力タリバンのメンバーらに対し、空対地ミサイル「ヘルファイア」を撃つよう指示された。2人1組の任務で、ブライアント氏が武装集団にミサイルを誘導するレーザーを照射し、もう1人の操縦士がミサイル発射ボタンを押す。初めての爆撃指示だったため上司に抵抗したが、「合法的な命令であり、従うように」との上官の言葉で議論は打ち切られた。
操縦席に着いて任務が始まると、状況が変わった。米軍のF16戦闘機が丘の頂上付近から銃撃していたタリバンのメンバーらをめがけて空爆を実施。このため作戦は突然変更され、付近の別の地点を監視するよう指示が出た。男性3人が現場方向に向けて歩いているのを発見すると、攻撃して殺害するよう命じられた。
「聞こえるのは、ミサイルを撃つためにボタンをクリックする音だけ。ミサイル発射の時の衝撃波音も、標的に当たった爆発音さえ聞こえない」
レーザー誘導されたミサイルは標的を破壊し、着弾後の煙の中から鮮明な画像がモニター画面に映し出された。バラバラになって即死した2人と、右足を吹き飛ばされ、血を流しながら足を押さえてのたうち回る男性の姿だった。ブライアントさんは男性が動かなくなるまで画面を見つめ続けた。むごたらしい画面を見なければならないのは「他の誰かが来て、遺体を拾いにくるかどうかを見る」ためだった。集まってくる仲間をさらに攻撃するためだ。
「今となっては、彼らは敵だったのかさえ分からない。悪い時に、悪い所にいただけの市民だったのではないか。誰なのか、どこから来たのか、何が目的だったのかも知らない。ただ命令に従い、私は彼らを殺した」
× × ×
ブライアントさんが無人機を遠隔操縦していた米軍基地内の場所は、「コンテナ」と呼ばれる窓のない長方形の建物だ。コンピューター機器を冷やすファンの音だけが静かに響く暗い部屋には、操縦士と副操縦士の席が横に並び、14個のモニター画面だけが怪しく光っていた。
100人以上が「どこか」で同じモニター画面を見ており、指示を出してきた。空爆命令が出ると、コンテナの外で「命令」「許可」などのやりとりがなされたうえ、最後にコンテナの2人に「撃て」という命令が下りてくるのだった。
週6日の基本的な勤務は、その日の任務についての30分の事前ブリーフィング▽4時間半の操縦任務▽1時間の昼食休憩▽4時間半の操縦任務▽30分の事後ブリーフィング▽2時間の事務作業−−という、休憩を挟んで計12時間だ。コンテナの外に出ることはない。人手不足から、約5年間の操縦士としての勤務のうち最初の4年は休暇もとらなかった。
だが、ブライアントさんは「自分が人を殺せるなんて思っていなかった」と語る。入隊した05年、無人機を操縦してイラクやアフガンで爆撃するとは想像もしていなかった。画像情報アナリストとして画像情報の収集、分析をしていたはずが、いつの間にか無人機のカメラとミサイル発射のためのレーザーを操作する副操縦士になっていた。「知らないうちに引きずり込まれた」
入隊の翌06年4月に無人機プログラムの訓練に参加したブライアントさんは、その年の12月には初めての無人機操縦の任務についた。イラクでの米軍車両の移動の安全を上空から無人機で監視するものだった。しかし、ブライアントさんの初の無人機での任務は悲惨なものとなった。
ブライアントさんが米軍車両の進行方向はるか前方にあった路面の異変に気づきながら、情報は車両に適切に伝わらなかった。モニター画面の前で、車両は地面の即席爆発装置(IED)で爆破され、米兵が死亡したのだ。「私の精神は打ち砕かれた。二度と同じことを繰り返すまいと努力し、同じことは起こさせなかった」。ブライアントさんは無人機について徹底した勉強と情報分析にのめり込むこととなった。
× × ×
ブライアントさんは今、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいる。「秘密の任務」のため、誰にも話すことができず、「戦争と平時」の二つの世界を行き来する切り替えができなかったという。
たどり着いたのは、民間団体「プロジェクト・レッド・ハンド」を設立し、無人機による戦争の実態を語り始めることだった。「私がこれまでしてきたこととのバランスをとりたい」という願いからだという。今後は、戦争をゲームのように「格好いい」と考える子供たちがなくなるよう、ゲーム会社などに働きかけていく考えだ。
無人機による攻撃はしばしば「見えない戦争」と呼ばれる。しかし、ブライアントさんは異議を唱える。「このような形の戦争は『見えない戦争』ではなく『臆病者の戦争』だ。軍人の気質を、米国の規範を破壊し、ただ新たな恐怖を生み出している」
ブライアントさんによると、13年に米誌の取材を受けた際、雑誌社が取材内容の確認を米国防総省に問い合わせた。同省は「彼は正しいことを言っている」と回答したという。(西田進一郎)
今回のオーナー会は
スピーカーに伊藤孝氏をお迎えしました。
氏は現在University of Washington, Pathology Departmentにて
老化・寿命の研究をされていて、不老長寿の技術を開発し、
社会にインパクトを与えることが目標とのこと。
研究分野は、老化・寿命と老化関連疾患 (がん、循環器疾患)。
人口動態学について数値データに基づく研究内容がプレゼンされ、
高齢化社会日本の現状と将来像が浮き彫りとされました。
世界でもダントツの勢いで少子高齢化が進む日本社会。
それは国力低下を招くことに他ならないが、
他の先進諸国と比べて
危機感を具体的な国策に落とし込んでいないところに
もどかしさを感じました。
少子高齢化による人口減少に歯止めをかけるための方策には
二つのものがある。
⑴出生数の増加
フランスやスウェーデンの例。
婚外子を法的に差別しない社会サポート。
手厚い育児・教育のための経済援助。
第3子以後の教育は家計にとって黒字に転換するほどの援助システムが充実している。
⑵移民数の増加
ドイツ、イギリス、アメリカなど。
いわゆる3k労働を担う人材となっているが
格差問題を引き起こし社会の不安定要因となっている。
このようなプレゼンの後、
メンバーたちによる活発なデスカッションが始まりました。
〜こうして見ると日本にとって相応しい国策は⑴に思える。
しかし、その⑴がどんずまり状態( ̄▽ ̄) 〜
「子供は社会が育てる国の宝物」という認識よりも
「手のかかるうるさい邪魔者」として扱うところが多いのでは?!
日本社会に染み込んでいるそんな背景、文化にも
メスが切り込まれていきました。
ユダヤ教徒のネタニヤフ氏は聖地、嘆きの壁で祈りを捧げる。
17日に投開票されたイスラエル総選挙(定数120)は、
ネタニヤフ首相が率いる与党・リクードが、
野党労働党などによる統一会派「シオニスト連合」との接戦の末、勝利した。
イスラエルのメディアによると開票率99.5%現在の獲得議席数は
リクードが30で、シオニスト連合の24を上回り、第1党となったという。
選挙数日前の世論調査では
シオニスト連合が4議席リードするとの結果があったが、
リクードは予想を翻しての勝利を収めた。
首相が選挙終盤に、パレスチナの国家樹立を否定する発言をするなど、
右派層の取り込みに注力したことが奏功したとされている。
首相は早速、連立交渉を開始。
極右政党「ユダヤの家」や宗教グループなどと接触した。
首相は、
「誰もわれわれを待ってくれない。イスラエル市民は、われわれが約束したよ
うに、安全保障、経済、社会に関して市民のために取り組む指導部が早期に立ち上がるのを期待している」
と強調したと報道されている。
強硬路線で知られるネタニヤフ氏。
数日前は米国の議会において
イランの核開発を条件付きで是認する米国の外交政策を批判したばかり。
天地創造の神が隔てなく等しく愛している
イスラエル人とパレスチナ・アラブ人に和平への道筋が見出せますように。
タコマ・ダウンタウンの駅舎
古いレンガ造りに趣がある
タコマ在中のAさんに約半年ぶりにお会いして来ました。
ご主人は陸軍に長年勤められましたが、数年前に引退。
現在はIT関連のお仕事。
イラクにも従軍され、爆発に巻き込まれて背中を負傷。
幸い歩けるまでに回復しましたが、精神的なトラウマは癒し難く
事あるたびにフラッシュバックに悩まされているとのこと。
普段はTVかネットを通じての情報でしかないものが
こうして友人のご家庭が実際に遭遇したお話にはリアリティーがあって
そのイラク戦争是非について考えらされました。
以下はクリスチャニティトディからの引用です。
ローマ教皇フランシスコは17日、過激派組織「イスラム国」(IS)系のリビアの武装グループが、21人のエジプト人キリスト教徒を斬首したことを公に糾弾した。
「彼らが、カトリックであろうと、正教会であろうと、コプト正教会であろうと、ルーテル派であろうと、それはどうでもいいのです。彼らはキリスト教徒で、その血はみな同じであり、彼らの血がキリストへの信仰を告白しています」
教皇は声明でこう述べ、「きょう私は、21人か22人のコプト正教のキリスト教徒が殺害された記事を読みました。彼らのただ一つの言葉は、『イエス様、助けてください』だったことでしょう。ただ、キリスト教徒であることを理由として殺害されたのです。キリスト教徒の兄弟姉妹の血は、叫び声を上げる証です」と語った。
(ここまで)
昨日はコプト教会の主教が赦しを強調し、
今回はカトリックの代表が弾糾している。
一体、クリスチャンとしてどちらの姿勢を貫けば良いのだろう?
二つの立場は互いに対立点が際立っているように見受けられる。
それは表層的な見方であり、
それぞれにはそれぞれの視点からの主張なのである。
コプト側は、個人的な復讐心を抱いて、
心に憤りや怒りを溜め込むことの無意味さを解いている。
カトリック側は、正義が蹂躙されて
悪がのさばる事に耐えられない苦痛を表現した。
これら双方の視点からは
聖書がその通りに教えているところである。
人が個人的な復讐感情から報復に走ることを禁じている。
「自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。
それはこう書いてあるからです。
『復讐はわたしのすることである。
わたしが報いをする』と主は言われる」
(ローマ12章19節)
では、どのようにして神は悪に報いるのか?
最後の審判まで、遠くの将来まで待たねばならず、
その間どんな酷い悪行には立ち向かわずに泣き寝入りするしかないのか?
政府が神の代わりの正義の代行者として
神によって建てられているとローマ書13章は教えています。
「彼は(支配者)無意味に剣を帯びてはいないからです。
彼は神のしもべであって、悪を行なう人には怒りをもって報います。」
時の政府が神の代行者として正義を執行するようになった経緯は
ノアの洪水以後のことです。
それ以前は政府というものがないため、
それぞれがわがまま放題で甚だしい逸脱社会となりました。
それで当時の世界を洪水で滅ぼし
それ以後の世界には地上政府を組織して正義と秩序とを維持するようにしたのです。
それがノア契約と言われるものでした。
「人の血を流すものは、
人によって、血を流される。
神は人を神のかたちにお造りになったから。」
創世記9章8節
現在でもこのノア契約は有効に機能しています。
人権を踏みにじり人命を搾取するテロリストらには
現在の段階から懲罰され、断罪されるべきものです。
詩篇には悪と暴虐が地に満ちた時、
神の介入ゆえの正義が回復する求めが随所に見られます。
「主は仰せられる。
『悩む人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから
今、わたしは立ち上がる』」
(詩篇12:5)
祈りを捧げます。
主よ、急いで来てください。
現在もこの瞬間、イスラム国に捕らえられている方々を救出させてください。
そしてあなたの正義が彼の地に執行されますように。
悪に囚われて思いの儘にされているIS戦闘員たちの目を開いてください。
昨日に引き続いて、
ISからの迫害を人々はどのように対処したか、についての報道を紹介します。
海岸の波打ち際に補導された後、黒装束のIS戦闘員たちに
次々と喉をナイフで切られて処刑されたエジプト人の動画には背筋が凍りつきました。
彼らはコプト教徒(伝統的エジプト版キリスト教徒)であるという理由で
テロリストらから命を奪われたのです。
エルサレムの聖墳墓教会の裏側に回った高台に
コプト教会があり、数年前訪れたことがあります。
東方キリスト教聖堂の典型のようなケバケバしい装飾品と
礼拝のための香の香りが充溢していたのが印象に残っています。
聖堂や礼拝形式といった外側の入れ物を見て
当人たちの信仰を吟味・評価しようとするほど浅薄で愚かなことはありません。
プロテスタント教会のようなシンプルで、聖書信仰が高揚されていないからと言って、コプト教徒らがシンプルで純粋な信仰を持っていないと決めつけてはなりません。
家族を支えるために、リビアへ渡って汗を流していた労働者たちです。
彼らが何をしたので虐殺されなくてはならないのでしょうか。
第3者の傍観者に過ぎない私でも怒りがこみ上げてくる中で、
その犠牲者の母親が何と言っているか。
犠牲者の実兄の電話インタビューの肉声からは、
信じられないような話が伝わってきます。
「あなたの敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」
と教えられた主イエスを信じる者として、
そのスピリットを内に宿した者の実際はこうも気高くなり得るのか、、、?
正直、私は衝撃を受けました。
さらに、エジプト軍がISを報復攻撃したことに関しては、
次のようにコメントしました。
「犠牲となった人々の消息が分からなかった期間の長さだけが、
空爆を正当化する理由です。もし拘束された日に殺害されたなら、
何の報復も願わなかったでしょう」
このコメントは、大切な家族の消息を知らされないまま捨て置かれた期間は、
彼らにとって拷問を受けているような一刻一秒の連鎖であったのであり、
当事者でなければあり得ないコメントであると感じました。
(以下が「クリスチャニティ・トゥディ」からの引用です。
ビデオでは肉声も聞けます。ぜひご覧ください。)
過激派組織「イスラム国(IS)」により、北アフリカのリビアで殺害されたコプト正教会の信者21人のうちの2人の兄弟である男性が、殺害映像の中で兄弟たちの信仰の言葉が残されていたことを感謝した。
17日に放送されたアラブのキリスト教系テレビ局「SAT−7」の祈りと礼拝の中継番組で、ベシール・カメルさんは、殺害された兄弟のビショイ・エスタファノス・カメルさん(25)とサムエル・エスタファノス・カメルさん(23)を、「キリスト教の栄誉のしるし」として誇りに思うと話した。
この恐ろしい殺害の場面を見た人は世界中にいる。殺された人のうちの何人かの最後の言葉は、「主イエス・キリスト」だった。
番組に電話出演したベシールさんは、キリストへの信仰の言葉を編集で消さなかったことをISに感謝した。それを見て自身の信仰も強められたからだ。そして、犠牲になった出稼ぎ労働者の家族たちは「互いに祝い合い」、絶望はしていないという。「私たちは、私たちの村出身で、犠牲となったこの人たち一人ひとりを誇りに思います」とベシールさんは番組で語った。
ベシールさんは、「ローマ時代から、キリスト教徒は常に迫害の犠牲となっており、自分の人生に起きた全てのことに対処することを学んできています。聖書は私たちに敵を愛し、私たちを呪う者を愛するよう教えていますから、このことはただ私たちの信仰を強めただけです」と語った。
犠牲者たちは昨年12月から今年1月にかけて、ISに拘束された。ベシールさんは、エジプト政府が報復として行った空爆も歓迎している。「犠牲となった人々の消息が分からなかった期間の長さだけが、空爆を正当化する理由です。もし拘束された日に殺害されたなら、何の報復も願わなかったでしょう」とベシールさんは語った。
番組のホストであるマヘル・ファエズ氏が、もしISを赦すよう請われたらどんな言葉をかけるかと尋ねたところ、カメルさんは母親の言葉を引き合いに出し、もし母親が息子を殺した人の一人に会ったなら何をするかを話した。「私の母は60代で、教育を受けていない女性ですが、犯人によって息子は天の御国に入ったのだから、犯人を家に招き入れ、神に彼の目を開くよう願うと言っていました」
兄弟を殺害した者たちのために祈るよう招かれ、ベシールさんはこう祈った。「愛する神、彼らが救われ、無知でいることをやめ、これまで教えられてきた間違った教えから離れられるように、目を開いてください」
SAT−7がこの映像をフェイスブックに投稿すると、数時間のうちに9万6千回も視聴された。21日までの視聴回数は19万回以上に上り、7千回以上共有されている。
■ ベシール・カメルさんが電話出演したSAT−7の番組(英語字幕付)
http://www.christiantoday.co.jp/articles/15387/20150221/islamic-state-coptic-christian-faith-words.htm
「神は私の心にいてくださるの。…ISたちを神様が赦してくださるように祈るわ。」
キリスト教信仰は難解な神学的思索の末に抱くものではない。心で受け入れることから始まるので、幼子がたやすく真理に達することが出来る。
イエスの言葉を思い出す。
「誰でも幼子のようにならなければ、神の国に入ることはできません」
"God is in my heart. I pray God forgive IS"
Christian faith is not something you can gain after theorogical study. It starts from opening your heart and receive Him.
That's why even small kid can reach the truth.
Here is what Jesue said:
"Let the little children come to me, and do not hinder them, for the kingdom of God belongs to such as these.
Anyone who will not receive the kingdom of God like a little child will never enter it."
以下は「クリスチャニティ・トゥディ」からの引用です。
住んでいた町が「イスラム国(IS)」によって制圧されたため、現在、イラク北部のクルド人自治区にある未完成のモール内で避難生活をしているキリスト教徒の少女が、神にISの戦闘員を「赦す」よう願っている。
昨年6月、ISがイラク第2の都市モスル周辺のほとんどを制圧したあと、そのほとんどがキリスト教徒である400以上の世帯が、カラコシュ、バーテラ、カラムルといった町々を離れ、クルド人自治区の主都アルビルに押し寄せた。彼らは、アルビル郊外のキリスト教コミュニティーがあるアンカワ地区で、建築中のモール内で暮らしている。
ISの戦闘員が到着する前に急いで荷物をまとめて逃亡したため、難民はほとんど着の身着のままで必需品を持ち出すこともできなかった。そのため、今はモール内で、マットレスと毛布、人道支援団体が届けた物資のみで生活している。
アラブのキリスト教系テレビ局「SAT−7」の子ども番組担当レポーターが、アンカワ地区のモールで避難生活する子どもたちにインタビューし、故郷での暮らしで何を最も懐かしく感じるか尋ねた。
レポーターとカメラマンと話す中で、カラコシュから逃げて来た幼い少女ミリアムちゃんは、昨年生活が大きく変化し、家族の将来が不確実だが、それでも神が彼女と家族に与えてくださると語った。
「私たちはかつて家があり、楽しく暮らしていました。でも今はそうではありません」とミリアムちゃん。「それでも神様に感謝します。神様が私たちに与えてくださるからです」
レポーターはミリアムちゃんのこのコメントに少し当惑し、「神様が与えてくださる」とはどういう意味かと尋ねた。するとミリアムちゃんは、「神様は私たちを愛していて、ISが私たちを殺さないよう守ってくださるからです」と答えた。
また、ISに仕返しをする機会があるとしたら何をするかと質問すると、ミリアムちゃんは「私は何もしません」と答え、「私は神様にISを赦してくださるようお願いするだけでしょう」と語った。
インタビューの後、レポーターはミリアムちゃんに、時間を取ってくれたことに感謝したが、ミリアムちゃんはレポーターの同情に感謝すると言い、「あなたは私の気持ちをくんでくれたからです。私には考えていることがあって、どのように感じているかをみんなに知ってほしかったのです」と語った。
カラコシュから来た他の2人の少女もインタビューを受けた。ISが制圧する前の生活で何を懐かしく思うか尋ねられ、フローリンちゃんは、「学校と教会です」と答えた。また、マリョーマちゃんは、教会を懐かしく思うが、「イエス様は私たちがどこに行っても共にいてくださいます」と語った。
「イエスはこの難民キャンプでも一緒ですか」とレポーターが尋ねると、フローリンちゃんは「はい」と強く答え、「私たちの心の中にいます」と語った。
このインタビュー動画は、難民の子どもたちがモールの入口の外で、こう歌うシーンで終わっている。「栄光ある救い主への愛は日ごとに深まります。新しい人生、幸せな日、そして私が主と再び結び付く日」
■「イスラム国」に家を追われた少女たちのインタビュー(英語字幕付)M
http://www.christiantoday.co.jp/articles/15388/20150221/islamic-state-christian-girls-forgive.htm
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