今回のオーナー会は
スピーカーに伊藤孝氏をお迎えしました。
氏は現在University of Washington, Pathology Departmentにて
老化・寿命の研究をされていて、不老長寿の技術を開発し、
社会にインパクトを与えることが目標とのこと。
研究分野は、老化・寿命と老化関連疾患 (がん、循環器疾患)。
人口動態学について数値データに基づく研究内容がプレゼンされ、
高齢化社会日本の現状と将来像が浮き彫りとされました。
世界でもダントツの勢いで少子高齢化が進む日本社会。
それは国力低下を招くことに他ならないが、
他の先進諸国と比べて
危機感を具体的な国策に落とし込んでいないところに
もどかしさを感じました。
少子高齢化による人口減少に歯止めをかけるための方策には
二つのものがある。
⑴出生数の増加
フランスやスウェーデンの例。
婚外子を法的に差別しない社会サポート。
手厚い育児・教育のための経済援助。
第3子以後の教育は家計にとって黒字に転換するほどの援助システムが充実している。
⑵移民数の増加
ドイツ、イギリス、アメリカなど。
いわゆる3k労働を担う人材となっているが
格差問題を引き起こし社会の不安定要因となっている。
このようなプレゼンの後、
メンバーたちによる活発なデスカッションが始まりました。
〜こうして見ると日本にとって相応しい国策は⑴に思える。
しかし、その⑴がどんずまり状態( ̄▽ ̄) 〜
「子供は社会が育てる国の宝物」という認識よりも
「手のかかるうるさい邪魔者」として扱うところが多いのでは?!
日本社会に染み込んでいるそんな背景、文化にも
メスが切り込まれていきました。
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