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Fukushima Daiichi Requiem

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北海道停電で品薄となったのは牛乳だった

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9月6日の北海道地震の影響もあり、全道が停電した。
この影響を最も受けたものの一つに牛乳があった。

9月第3週には東日本全域でスーパーから牛乳が減っていった。
だが19日に電力がほぼ全面復旧した後は、品薄は解消していった。

JAグループは、停電で廃棄となった牛乳が2万トンと発表。
搾乳できずに牛の乳房に影響が出て、今も生産量は戻っていないという。
牛乳工場に発電装置が無く、操業が止まった事が主な原因だったため、
今後は道内の牛乳工場に、発電設備を導入する計画を立てていくようだ。

停電で被害は出たが、その後対策をしていけば次の災害時には防げる。
電気を大手電力に頼り切るのではなく、自らも考えていくようにしたい。

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停電のない住宅へ、HEMSと再エネと蓄電池

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例えば全てが真っ暗になった停電時の街中で、一軒だけ電気が灯る。
もしそんな家があるとすれば、HEMSと蓄電池を備えた家だろう。

HEMSとは、Home Energy Management Systemの略語で、ヘムスと呼ばれる。
家の配電盤に設置する機器で、
普段は、家の中の電気がどのくらい使われているか管理し、
通信対応している家電を接続すれば、省エネ管理もしてくれる。

家電メーカー各社が機器を販売しており、
スマホで遠隔地から家電をオンオフする事ができるものもある。

普段はあまり役に立たなそうだが、
これに再エネと蓄電池を接続すれば、災害拠点となる設備に様変わりする。
今まであまり目立たない機器だったが、今回の停電で注目され始めるだろう。

HEMSに再エネと蓄電池をつなげれば、外の電気を殆んど必要としなくなる。
たとえ発電所が全て停止しても、
将来の住宅地では、家庭の電気が消える事は無くなっているだろう。

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大手電力会社が売る、再エネ100%電力

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大手電力会社が、100%再エネで賄うという
電気料金プランを持っているのを知っているだろうか。

東京電力の水力100%の料金プラン「アクアエナジー100」。
関西電力の水力100%プラン「水力ECOプラン」。
それぞれ昨年6月と今年4月から始めている。
四国電力も8月末から「再エネプレミアムプラン」として、
水力99%と太陽光など1%を合わせた料金プランを打ち出した。

大手電力は過去に作った大型ダムなどの再エネを所有している。
そのため、再エネ100%のプランを作れる余地はある。
だが、将来の再エネ拡大に積極的に関与せず、
手持ちの再エネを切り売りするだけなら、再エネ投資の主旨に反する。

再エネ100%プランを打ち出すなら、
積極的に再エネへの投資も拡大すべきである。

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ドイツの燃料電池列車、世界初運行

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燃料電池列車(アルストム社のH... 燃料電池列車(アルストム社のHPより)
17日に環境先進国ドイツで、燃料電池列車の運行が始まった。
通常営業で使う列車では、世界初の取り組みとなる。
開発したのは、世界の鉄道車両で2割のシェアを持つ仏アルストム社。
ディーゼル車両を使っている電動化されていない区間を走行する。

運行はドイツ北部のわずか100kmの区間で、まだ2編成のみだが、
運用する独交通公社では、今後州内の全車両を置きかえていく予定という。

燃料電池と水素は、電気変換時に温暖化ガスを排出せず、音もしない。
将来再エネで水素が作れるようになれば、環境負荷が限りなく小さくなる。

自動車などの分野では燃料電池でドイツと競っている日本だが、
列車でも競い合って欲しいと思う。

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北海道全域停電が再エネの呼び水になっていく

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復旧が続く北海道の電力供給。
来月初旬に復旧予定としていた苫東厚真石炭火力発電所も、
1号機が18日に復旧するようで、もう安定供給が見えてきた。

この後には本州との電力融通線・北本連系の増強が続き、
さらに天然ガス火力の石狩湾新港発電所ももうすぐ完成する。

この連系線増強とガス火力が整えば、再エネ接続が増やせる。
素早い供給力調整ができれば、再エネの変動に対応できるからだ。

もともと風力など再エネ余地が大きい北海道だが、
北電は原発稼働を前提に連系増強やガス火力を先送りしていた。
だが北海道全域停電で、先送りする言い訳ができなくなった。

停電は大変だったが、
この災害が電気の使い方を考えるきっかけになり、
さらには再エネ拡大の呼び水となっていく事だろう。

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伊方原発3号機、10月すぐには再稼働せず

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昨年12月13日に裁判で運転差し止め仮処分の決定がなされた伊方原発3号機。
この差し止め期限が9月30日に切れ、稼動が可能となる。
だが四国電力は、10月すぐの再稼動はしないと表明した。

四国電力の経営は、原発が無くとも堅調である。
もともと原発依存率も低く、発電容量も原発が無くとも十分ある。
関西電力などと違い、原発を慌てて動かす必要も無いのだろう。

四国の市民団体からも再稼動へ反対する署名が集められた。
四国電力には、このまま原発を止めたままにして貰いたいと思う。

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世界中で行き場のなくなったプルトニウム

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今月12日、日本原子力研究開発機構は原子力委員会に、
機構が持つ約4.6トン(国内保有量10.5トンの半分相当)に対し、
海外に処分を委託する検討を始めると報告した。
だが、これは簡単に進まないだろう。

日本は国内・海外合わせて約47トンのプルトニウムを保有。
そのうち21トンは英国に、16トンはフランスで保有している。
両国の再処理工場で高速増殖炉燃料にする為である。
だが、日本の「もんじゅ」は廃炉に、フランスの研究も延期に。
再処理しても燃料の行き先の無い再処理工場は破綻していく。

英国は日本委託の約21トンの他、自国分も約110トンを抱える。
その再処理先である英国ソープ工場は、年末にも閉鎖すると言う。
行き場のないプルトニウムは英国でも溢れている。

米国もプルトニウムの処理に困っている。
廃炉の他、廃棄される核兵器からもプルトニウムが排出される。
その米国でもプルトニウムの廃棄方法は確率されていない。

プルトニウムは世界中で行き場を無くしている。
日本政府は、もうプルトニウムを増やさないと公言したが、
廃炉もんじゅからもプルトニウムは大量に出てくる。
いつまでも議論を先延ばしにしている時ではない。
世界中で余剰プルトニウムをどうするか、真剣に話し合う時が来ている。

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北海道の節電目標も取り下げへ

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9月6日の震度7を記録した北海道の地震で、一時全道停電。
8日にはほぼ復旧したが、10日の週は電力供給が危ぶまれていた。
その対応で古い火力発電設備を稼働した結果、
14日には停電前の供給量を確保する事ができたようである。

政府は計画停電を回避できたと発表。
企業への2割の節電目標も取り下げる事を決めた。

北電は、一つの発電所停止で全道停電という失態を犯したが、
僅か1週間で事故前同等の供給復帰を果たしたのは素晴らしい。

今後は、9月末にも、停止していた苫東厚真火力発電所が復旧予定で、
10月からは苫東厚真と同クラスの石狩湾新港発電所も試運転予定。
本州と電力を融通する北本連携設備増強も工事のピッチを上げている。
電力需要が増大する冬前には、安定供給に戻りそうだ。

ひとまず電気に関しては、危機を脱したようである。

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また再エネ抑制施策、固定買取価格を半値へ

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経産省は12日、太陽光発電の2020年代の買取価格目標を、
現在の半値以下にすると発表した。
大規模太陽光発電の買取価格を、2022年にはキロワット当たり8.5円に、
家庭用太陽光発電も2025年に11.0円を目指すと言う。

この価格設定おかしいとは思わないのか。
政府の発表する発電コストは、石油火力がキロワット当たり約30円、
天然ガス火力が約14円、最安値と言われる石炭火力でさえ10~12円。
その中で大規模太陽光の8.5円など、
太陽光発電業者を潰そうとしているとしか思えない価格設定である。

そもそも固定買取制度の費用は、電気利用者が負担しており、政府に痛みはない筈。
負担側の国民が、世論調査の度に原発を廃止し再エネを増やそうと言っているのだ。
ならば、買取価格を半値にして再エネを抑え込む理由がどこにあるのか。

日本のエネルギーの将来を潰す政策は、もうやめて欲しいものである。

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2018年8月末までのスイッチング件数

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2018年8月末までのスイッチ...
8月末までの家庭向け電力自由化後のスイッチング件数をグラフ化した。
・スイッチング支援システムの利用状況について(8月31日時点)(pdf)

先月も各大手電力会社からのスイッチング件数は伸びている。
ただ、それでも東電や関電の全体の比率は15%に届いていない。
北電は約12%で、その他の各社は数%。
どの地域でも8割以上は契約する電力会社を変えていないようだ。

まだスイッチングの拡大余地はある。
再エネを主体とする新電力各社には、がんばって欲しいと思う。

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