投資やローンは売上ではない
7月
1日
「自転車経営」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、今月の売上で来月の支払いをまかない、来月の売上でさらに翌月の支払いをしていくという、綱渡りのような資金繰りの経営スタイルのことを指します。
これは、今月の売上で来月の支払いをまかない、来月の売上でさらに翌月の支払いをしていくという、綱渡りのような資金繰りの経営スタイルのことを指します。
多くの中小企業やスタートアップが、このような「売上=キャッシュフロー」として経営を回しているのが現実です。そして私は、これは決して悪いことだとは思っていません。売上の範囲内で経費をまかない、無理のない範囲で会社を継続させていくというのは、健全な経営のひとつの形です。
売上と資金調達を混同してはいけない
しかし、ここで注意すべきなのは「売上」と「借入(ローン)や投資による資金調達」を混同してしまうことです。
これは私自身が身近な例で学んだことでもあります。少し個人的な話になりますが、私の父は経営者でした。残念ながら、父は投資や借入によって得た資金を「まるで売上が上がったかのように」錯覚し、事業拡大や新しい設備、さらには交際費などに使ってしまったのです。
しかし、ここで注意すべきなのは「売上」と「借入(ローン)や投資による資金調達」を混同してしまうことです。
これは私自身が身近な例で学んだことでもあります。少し個人的な話になりますが、私の父は経営者でした。残念ながら、父は投資や借入によって得た資金を「まるで売上が上がったかのように」錯覚し、事業拡大や新しい設備、さらには交際費などに使ってしまったのです。
投資や借入はあくまで“他人のお金”です。これを売上と勘違いして使ってしまうと、返済が発生するにもかかわらず、その資金が将来的な売上につながらなければ、会社はたちまち資金難に陥ります。最悪の場合、倒産という道をたどることになります。
資金は「使うため」ではなく「増やすため」にある
経営者として大切なのは、資金を「使う」ことではなく、「増やす」こと。
借入も投資も、その資金を使っていかに売上を生み出すか、その回収の道筋が明確でなければなりません。単なる“延命”のために資金を使ってしまっては意味がないのです。
経営者として大切なのは、資金を「使う」ことではなく、「増やす」こと。
借入も投資も、その資金を使っていかに売上を生み出すか、その回収の道筋が明確でなければなりません。単なる“延命”のために資金を使ってしまっては意味がないのです。
「売上を得るまで使わない」「返せないお金は借りない」――これは私が経営者として最初に学んだ、そして今でも大切にしている信念です。
__..-・**・-..__..-・**・-..__..-・**・-..__
内倉憲一(うちくらけんいち)
PSPINC の提供するインターネット関連サービスでお使いになってみたいサービスや代理店として活動してサービスがありましたら私までご連絡ください。