25日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。前週も主要株価指数の最高値更新が続き、相場の過熱感や高値警戒感が意識されやすく、半導体やハイテクを中心に持ち高調整の売りが出ています。
ダウ平均は前週に761ドル上げ、心理的な節目の4万ドルに迫る場面がありました。昨年10月末以降、主要3指数の上昇が続いており、四半期末を控えて機関投資家などからの利益確定や持ち高調整の売りが出やすいとの見方があり、今週は29日の「聖金曜日(Good Friday)」の祝日にあわせて休暇を取る市場参加者も多いとされています。
半面、米連邦準備理事会(FRB)が年央にも利下げを始めるとみられるなか、米経済の成長が続くとの楽観が強まっています。人工知能(AI)開発が業績の追い風となる銘柄への物色が続き、これまで続いてきた株高の流れが続く可能性もあります。
ダウ平均株価は、前週末比162ドル26セント(0.41%)安の3万9313ドル64セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比44.35ポイント(0.27%)安の1万6384.47でした。
S&P500種株価指数は、前週末比15.99ポイント (0.31%)安の5218.19でした。