4日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前週末比664円63銭(1.63%)安の4万0134円97銭でした。
米雇用情勢の悪化を受けて
前週末(8月1日)の米株式相場が大幅に下落し、東京市場でも朝方から幅広い銘柄に売りが先行しています。日経平均の下げ幅は一時900円を超え、4万円の節目を下回る場面がありました。売り一巡後は押し目買いなどが入り、日経平均の下値を支えています。
前週末の米株式市場ではダウ工業株30種平均やナスダック総合株価指数が下落でした。
7月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回り、過去分も大幅に下方修正されたことで米景気への懸念が強まりました。ハイテク株の下げが目立ったことから、東京市場でもアドテストなど半導体関連株が売られています。国内の長期金利の低下を受け、銀行や保険など金融セクターの下げが目立ちました。円の対ドル相場が前週末から上昇したため、トヨタなど輸出関連株も軟調でした。
売りが一巡すると、日経平均は下げ渋っています。市場では、日経平均が4万円を下回る水準では押し目買いが入りやすく、好決算銘柄を物色する動きもあり、相場の下値を支えているようです。
終値は、前週末比508円90銭(1.25%)安の4万0290円70銭で終えています。