英国時間11時半時点で欧州主要600社の株価指数であるストックス600は前週末比(0.3%)ほど下げています。
一部金融機関が投資判断を引き下げたフランスのエルメス・インターナショナルなど高級ブランドが下げています。自動車・自動車部品やハイテク、化学などの素材、建設に売りが優勢です。ドイツ株価指数(DAX)は前週末比(0.8%)ほど、仏CAC40は同(0.4%)ほど安く推移しています。ノルウェーのエクイノールなど石油関連の一角は上げているようです。
英FTSE100種総合株価指数は、関税を巡り、英国は米国との暫定合意に至っており、欧州の他の国々と比べると不確実要素が少なく前週末比(0.4%)ほど高く推移しています。降圧薬の治験で良好な結果が得られたと公表した英アストラゼネカをはじめヘルスケア関連への買いも英国株相場の上昇を支えています。
ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル71ドル台と3週間ぶりの高値圏へ上昇でした。前週に<トランプ米大統領>が「14日にロシアに関する重大な声明を発表するつもりだ」と述べたと伝わりました。米国が新たな対ロシア制裁に動けば、ロシア産原油の供給に響きかねないとの警戒感が出ています。