連邦緊急事態管理庁の廃止取り止め
7月
14日
13日、<ノーム米国土安全保障長官>はNBCテレビの番組で、トランプ政権が計画していました災害対応を担う連邦緊急事態管理庁(FEMA)の廃止について、取りやめる考えを示しました。
120人以上の死亡が既に確認され、行方不明者も多数に上っている南部テキサス州の洪水被害を受け、事実上方針を転換しています。
<トランプ米大統領>は1月、(FEMA)を「廃止すべきだ」と主張し、州政府などに災害対応を委ねる考えを表明していました。<ノーム米国土安全保障長官>も今月9日、洪水被害が拡大する中、「連邦レベルの対応が遅かった」と自らが所管する(FEMA)を非難し、廃止方針を改めて示したばかりでした。
<ノーム米国土安全保障長官>は、<トランプ大統領>は(FEMA)がこれまでと同じ形で存在すべきではないと認識していると思う。新たな形で再編する必要がある」と述べています。
(FEMA)廃止を掲げたこれまでの主張を、大きく後退させています。