「1ドル=147円40銭~147円42銭」
7月
12日
11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3栄表日ぶりに反落し、前日比1円15銭円安・ドル高の「1ドル=147円35〜45銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=147円52銭」、高値は「1ドル=146円80銭」でした。
米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出ています。
10日夜、<トランプ米大統領>は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にカナダへの関税率にする書簡を公表しました。カナダが報復措置をとれば、(35%)とした税率をさらに引き上げる考えも示しています。10日の米NBCテレビのインタビューでは、通知を受け取っていない国に対しては一律で(15%)か(20%)の関税をかけることを検討していると述べています。
高関税が米国の物価上昇につながるとの観測を背景に、11日の米債券市場で長期金利は、債券価格は安くなる前日比(0.06%)高い(4.41%)で終えています。米政権の関税政策の影響を警戒し、日銀が利上げに慎重になるとの見方も円相場の重荷でした。市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しの不透明感が根強く、ドルが買われやすくなっています。