14日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。<トランプ米政権>が11日夕、相互関税の対象から電子関連製品を除外したことで投資家心理が改善し、ハイテク株を中心に買いが広がっています。
11日、米税関・国境取締局(CBP)は「相互関税」の対象からスマートフォンや半導体製造装置などを除外しました。大型ハイテク企業は高い相互関税が課されている中国などに生産拠点があることが多く、除外を受けてハイテク株や半導体関連株が値を上げています。ダウ平均株価の構成個別ではアップルとエヌビディアが上昇しています。
関税を巡る先行き不安がひとまず後退し、投資家のリスク回避姿勢が和らいでいます。米債券市場では長期金利の上昇(債券価格の下落)に一服感が出ており、(4.40%)前後と前週末の終値(4.49%)を下回っています。
ダウ平均株価は、前週末比312ドル08セント(0.78%)高の4万0524ドル79セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前週末比107.03ポイント(0.64%)高の1万6381.48で終えています。
S&P500種株価指数は、前週末比42.61ポイント (0.79%)高の5405.97で終えています。