世界全体の実質経済成長率を(3.1%)と予想@経済協力開発機構
3月
18日
17日、経済協力開発機構(OECD)は公表しました経済見通しで、2025年の世界全体の実質経済成長率を(3.1%)と予想しています。
<トランプ米政権>の関税強化による貿易摩擦激化を背景に、昨年12月の前回予測から(0.2ポイント)下方修正しています。日本の成長率は(0.4ポイント)下方修正し、(1.1%)と予測しています。
(OECD)は<トランプ政権>による関税強化と貿易相手国・地域による報復措置の応酬で世界経済が分断されると懸念。「世界中で成長に打撃を与え、インフレを加速させる」と警告しました。
米国の2025年の成長率は(0.2ポイント)引き下げ(2.2%)と予測。前回予測では2025年の成長率を大幅に上方修正していましたが、カナダ、メキシコなどに対する関税強化で輸入品の物価が上昇し、個人消費が停滞するといった米国内への影響を考慮しています。
<トランプ政権>による追加関税に対し報復関税を発動した中国は、大規模な景気対策が貿易摩擦の悪影響を相殺すると予想し、2025年は(0.1ポイント)引き上げて(4.8%)になるとしています。