8日・9日の二日制で、埼玉県深谷市の旧渋沢栄一邸「中の家(なかんち)」で指されましたたALSOK杯第74期王将戦七番勝負第5局は、9日午後6時55分、後手番の<藤井聡太王将>(22)が挑戦者の<永瀬拓矢九段>(32)を120手で下し、4勝1敗で王将戦4連覇を果たしています。 <藤井聡太王将>は、2手目で角道を開けるといった初の試みに挑み、新境地を開いた対局を制しています。 <藤井聡太王将>はタイトル獲得数を「28期」に伸ばし、<谷川浩司十七世名人>(62)を抜く歴代単独5位となりました。歴代1位は<羽生善治九段>(54)の「99期」ですが、歴代4位は通算「31期」の<渡辺明九段>です。