『ゆきてかへらぬ』@<根岸吉太郎>監督
2月
15日
大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優<長谷川泰子>と詩人<中原中也>、文芸評論家<小林秀雄>という男女3人の愛と青春を描いた『ゆきてかへらぬ』が、2025年2月21日より公開されます。
大正時代の京都。20歳の新進女優「長谷川泰子」は、17歳の学生「中原中也」と出会います。どこか虚勢を張る2人は互いにひかれあい、一緒に暮らしはじめます。
やがて東京に引越した2人の家を、「小林秀雄」が訪れます。「小林」は詩人としての「中也」の才能を誰よりも認めており、「中也」も批評の達人である「小林」に一目置かれることを誇りに思っていました。「中也」と「小林」の仲むつまじい様子を目の当たりにした「泰子」は、才気あふれる創作者たる彼らに置いてけぼりにされたような寂しさを感じます。やがて「小林」も「泰子」の魅力と女優としての才能に気づき、後戻りできない複雑で歪な三角関係が始まります。
<広瀬すず>が「長谷川泰子」、<木戸大聖>が「中原中也」、<岡田将生>が「小林秀雄」を演じ。『探偵物語』・『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』の<根岸吉太郎>が、16年ぶりに監督を務め、『ツィゴイネルワイゼン』の<田中陽造>が脚本を担当しています。