6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。
台湾電機大手の「鴻海(ホンハイ)精密工業」が、5日発表しまし12月月期の売上高(速報値)は過去最高となりました。人工知能(AI)向けのサーバーが寄与したといい、AI関連需要の強さが改めて意識されています。
6日の米株式市場では半導体株への買いが目立ち、「エヌビディア」が上昇。ダウ平均株価の構成銘柄以外では「アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)」と「ブロードコム」が値を上げています。
20日に米大統領に就任する<トランプ>の貿易政策を巡り、同氏の側近が関税引き上げの対象を防衛や医療などの重要な品目に限定する案を検討していると米紙ワシントン・ポストが6日朝に報じています。関税を一律(10〜20%)引き上げるとの主張から軟化したとの見方も、株式相場を支えているようです。
反面、6日の米債券市場では長期金利が前週末終値(4.60%)を上回って推移しています。<トランプ>の関税政策への警戒が根強いことに加え、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを慎重に進める姿勢を示しています。米長期金利の高止まりを受け、金利に比べた株式の相対的な割高感が意識され、相場の重荷となっています。
ダウ平均株価は、前日比25ドル57セント(0.060%)安の4万2706ドル56セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比243.30ポイント(1.24%)高の1万9864.98で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比32.91ポイント (0.55%)高の5975.38で終えています。