17日午前の東京外国為替市場で、円相場は安値圏で一進一退となっています。10時時点は「1ドル=154円12〜13銭」と前日17時時点と比べて62銭の円安・ドル高でした。
国内輸入企業などによる円売り・ドル買い観測で「1ドル=154円34銭」近辺まで下げ幅を広げましたが、市場では日米中央銀行の金融政策を見極めたいとの空気が強く、円売りに勢いはなく、相場の下値は限られました。
10時前の中値決済に向けては、「ややドル不足」のようでした。ただ売買は盛り上がりを欠いたようです。17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や18〜19日の日銀の金融政策決定会合を前に、積極的な取引を控える企業が多かったとみられています。
16日に発表されました12月の米購買担当者景気指数(PMI)でサービス業の前月比からの伸びが確認されています。米景気は底堅いとの見方が改めて広がり、米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが鈍化するとの見方から朝方は円売りが目立ちました。