『コーダ あいのうた』@NHK-BS
12月
16日
本日<13:00>より「NHK-BS」にて、2021年アメリカ・フランス・カナダ合作製作の『原題:CODA』が、邦題『コーダ あいのうた』として、2022年1月21日より公開されました作品の放送があります。タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults= 〈⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども〉」のことを意味しています。
家族の中でただ1人の健聴者である少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描き、アメリカン・フィルム・インスティチュートの2021年トップ10作品に選出されました。また第79回ゴールデングローブ賞ドラマ映画賞と映画助演男優賞にノミネートされ、第94回アカデミー賞では作品賞、脚色賞、助演男優賞の3部門でノミネートされ、すべてで受賞しています。アカデミー賞の作品部門において、動画配信サービスの映画が受賞するのは本作が初めてとなりました。
2014年製作のフランス映画『エール!』(監督:エリック・ラティゴ)のリメイク作品です。海の町でやさしい両親と兄と暮らす女子高校生の「ルビー」は、家族の中で1人だけ耳が聞こえます。幼い頃から家族の耳となった「ルビー」は家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていました。
新学期、合唱クラブに入部した「ルビー」の歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めますが、「 ルビー」の歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいました。家業の方が大事だと大反対する両親に、「ルビー」は自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意します。
テレビシリーズ『ロック&キー』などで注目の集まる<エミリア・ジョーンズ>が「ルビー」役を演じ、『愛は静けさの中に』(1986年・監督:ランダ・ヘインズ)のオスカー女優<マーリー・マトリン>ら、実際に聴覚障害を持つ俳優たちが「ルビー」の家族を演じています。監督は、<シアン・ヘダー>が務めています。