日経平均株価(12月5日)終値3万9395円60銭
12月
5日
5日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比212円12銭(0.54%)高の3万9488円51銭でした。前日の米株式市場で主要3指数が最高値を更新したことで、東京市場でも投資家のリスク選好姿勢が一段と強まり、買いが優勢となりました。
4日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数が上昇でした。同日発表の米景況感指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が高まったことなどが相場を押し上げています。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇を受け、東京市場でもアドテストなど半導体関連株の一角が買われています。
日経平均は今週に入り一方的な上昇が続いており、朝高後は短期的な過熱を警戒した利益確定売りが上値を抑えています。
10時半に日銀の<中村審議委員>の広島県金融経済懇談会での発言内容が伝わると、利上げに慎重との受け止めから株買い・円売りが再び勢いを増しました。市場では「もともと『ハト派』とされる委員なので、今回の発言も特段のサプライズもなく、市場も一時的には反応しましたたが、影響は限定的でした。
終値は4営業日続伸し、前日比119円21銭(0.30%)高の3万9395円60銭でした。