10日、大相撲九州場所初日が福岡国際センターで行われました。
春場所で新入幕優勝を果たした再入幕の西前頭16枚目<尊富士>は、新入幕の東前頭17枚目<朝紅龍>をはたき込んでいます。
小結<若元春>は取り直しの末、東前頭3枚目<阿炎>を押し出しました。
関脇<大栄翔>は、西前頭2枚目<宇良>を突き倒しています。
元大関の関脇<霧島>は、東前頭2枚目<若隆景>に寄り切りで敗れています。今場所13勝なら「三役で直近3場所33勝」の大関昇進ノルマに数字上は届きますが、再昇進への道は険しい黒星発進となりました。
今場所も注目の新大関<大の里>は、西前頭筆頭<平戸海>に逆転の突き落としで勝利。過去2勝2敗と互角だった相手に、立ち合いでもろ差しを許す危ない展開でしたが、土俵際で白星を拾いました。2006年夏場所の<白鵬>(現・宮城野親方)以来となる新大関優勝へ最初の難関を突破しています。
大関<豊昇龍>は、三役昇進を目指す東前頭筆頭<王鵬>を寄り切りました。
初優勝を目指す大関<琴桜>は、大関経験者の小結<正代>の攻めに後退しながらも突き落としています。