ボーイング、資金調達計画
10月
16日
11日、米航空機大手ボーイングは、今年1月の機体事故による業績不振や、1カ月続くストライキの影響を踏まえて、全世界の従業員の10%に相当する約1万7000人を削減する計画を発表しています。コスト低減を図り、悪化の一途をたどる財務基盤を改善する狙いです。
米アラスカ航空が運航する機体の窓が吹き飛んだ事故などが響き、ボーイングの航空機生産は停滞。同社は慢性的な赤字に陥っています。
15日、米航空機大手ボーイングは米当局に提出した資料で、新規株式発行や大手銀行からの融資枠の設定などにより、総額で最大350億ドル(約5兆2000億円)を調達する方針を明らかにしました。
同資料などによりますと、ボーイングは新規株式発行などを通じ、今後3年で最大250億ドルの調達を計画。これとは別に複数の大手銀行との間で、総額100億ドルに上る融資枠の設定で合意したようです。