19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比35銭円安・ドル高の「1ドル=142円55〜65銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=143円76銭」、高値は「1ドル=142円54銭」でした。
朝発表の週間の新規失業保険申請件数は21万9000件と前の週から減少し、5月以来の低水準となりました。9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は(1.7)と、市場予想(マイナス1.1)を上回っています。米経済が底堅いとの見方が広がり、円売り・ドル買いに流れています。
米連邦準備理事会(FRB)は前日まで開いた
米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.5%)の利下げを決めています。同会合でまとめた政策金利見通しでは年内に(0.5%)、2025年に(1.0%)の利下げを予測しています。利下げは織り込み済みだったとの見方があり、利益確定や持ち高調整の円売り・ドル買いも出ています。
<パウエル(FRB)議長>が(FOMC)後の記者会見で米経済に楽観的な姿勢を示したことも引き続き円相場の重荷となりました。