『パリのちいさなオーケストラ』@<マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール>監督
9月
15日
パリの名門音楽院への編入を認められたアルジェリア系の少女が指揮者への夢に挑む姿を、世界的指揮者<チェリビダッケ>に師事して自らオーケストラを立ち上げた<ザイア・ジウアニ>の実話を基に描いた『パリのちいさなオーケストラ』が、2024年9月20日より公開されます。
パリ近郊の音楽院でビオラを学ぶ「ザイア」は、パリ市内の名門音楽院に最終学年で編入を認められて指揮者を目指すようになります。しかし女性指揮者は世界でわずか6%しかいないという困難な道のりで、クラスには同じく指揮者志望のエリート「ランベール」もいました。
高級楽器を持つ名家の生徒たちに囲まれるなか、「ランベール」の仲間たちからは田舎者と見下され、指揮の練習の授業では指揮台に立っても真面目に演奏してもらえません。
やがて彼女は特別授業に来た世界的指揮者「セルジュ・チェリビダッケ」に気に入られて指導を受けることになり、道がわずかにひらき始めます。
『涙の塩』の<ウーヤラ・アマムラ>が主人公「ザイア・ジウアニ」、『預言者』の<ニエル・アレストリュプ>が「セルジュ・チェリビダッケ」を演じたほか、主要キャスト以外の配役には現役の音楽家たちを起用しています。監督・脚本は『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』の<マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール>が務めています。