人間の死や生をテーマにした作品で知られるノンフィクション作家<佐々涼子>(本名・渡辺有美子)さんが1日、悪性脳腫瘍で死去されています。56歳でした。
2020年の『エンド・オブ・ライフ』では、がん患者となった訪問看護師が在宅医療を受ける姿を描き、難民の問題を描いた『ボーダー 移民と難民』などでも知られています。
2023年11月に出版しましたエッセーとルポルタージュの作品集『夜明けを待つ』の中で、自らが悪性の脳腫瘍にかかっていることを明かしていました。闘病生活を送りながら執筆活動を行っていましたが、1日夕方、神奈川県内の自宅で亡くなったということです。