23日午前の東京外国為替市場で円相場は下落しました。12時時点は「1ドル=145円60〜62銭」と前日17時時点と比べて34銭の円安・ドル高でした。22日の米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢でした。
23日午前、衆院財務金融委員会の閉会中審査に出席した日銀の<植田和男総裁>の発言を受けて、日銀の正常化が意識されて円買い・ドル売りが活発となる場面もありました。
日銀の<植田総裁>が、23日の衆院財務金融委員会に出席し、経済・物価見通しの実現の確度が高まれば「緩和度合いを調整する」との認識を示しました。利上げの方向性が改めて確認できたとの見方から円買い・ドル売りが増え、一時「1ドル=145円30銭」近辺まで下げ幅を縮めています。