関西フォークの第一人者のフォークシンガー<高石ともや(本名・尻石友也=しりいし・ともや)>さんが17日、病気のため死去されています。82歳でした。所属事務所が19日発表しています。葬儀は近親者で営まれ、後日京都市内でお別れの会が開かれる予定です。
1941年12月9日、北海道生まれ。1966年12月に『かごの鳥ブルース』でデビュー。現代社会へのメッセージ性の強い歌で、学生運動全盛期の京都を中心に活動、関西のフォークソング界をけん引しました。
1968年2月25日に発売されました『受験生ブルース』(作詞:中川五郎・作曲:高石ともや)が累計90万枚を超える大ヒットを記録しました。1969年に一度、歌手を引退し渡米。1970年に帰国し、音楽活動を再開しています。
1971年、ギタリストの<城田じゅんじ>さんらとフォークバンド「ザ・ナターシャー・セブン」を結成。1973年に<永六輔>さんらと始めた京都の夏の風物詩「宵々山コンサート」は中断をはさみ、2011年まで続きました。年末恒例の「年忘れコンサート」は、2022年まで、通算47回を数えています。