ファルコン昆虫記(1130)【ナナフシモドキ】(5)
8月
15日
昨日の神戸の最高気温は「37.1度」の猛暑日でしたが、壁にへばりついている体長10センチほどの褐色のナナフシ目ナナフシモドキ科の【ナナフシモドキ】です。
画像では大きくなるように横向きに配置していますが、本来は頭部を上にしていました。
まるで木の枝に6本の脚がはえたような体型の昆虫です。よく似た「エダナナフシ」とは、本種の方が触角が短いことで見分けられます。メスは、「緑色」~「褐色」。オスは、濃褐色でメスよりも細いのですが、通常、メスだけで単為生殖を行なうため、めったにオスは見つかりません。昆虫記(263)の2013年6月2日に【ナナフシモドキ】の登場以来10年以上が経ちますが、オスとの遭遇はありません。
日当たりの良い雑木林や、林縁の葉上、下草上で見られ、サクラ、カシ、コナラなど、いろいろな植物の葉を食べます。