ファルコン昆虫記(1129)【ヤマトアブ】
8月
14日
昨日の神戸の気温は、「35.6度」の「猛暑日」でした。体長の20ミリほどのハエ目(双翅目)アブ科の【ヤマトアブ】にとっても暑さはこたえるのか、石畳の上でじっとしていました。
よく似た姿の仲間に【ウシアブ】がいますが、複眼の色で見分けられます。【ウシアブ】の複眼は「緑色」をしていますが、【ヤマトアブ】は「褐色」です。
【ウシアブ】と同様に、動物から吸血する大型のアブです。腹部は黒色で黄色い縞模様があり、中央で小さい三角形になります。触角基部は赤色をしています。
オスでは頭部のほとんどが複眼で覆われ、両複眼の間には隙間がありませんが、メスには少し隙間がありますので、本種はメスのようです。