「1ドル=157円43銭」
7月
19日
19日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。12時時点は「1ドル=157円42〜43銭」と前日17時時点と比べて1円18銭の円安・ドル高でした。米長期金利の上昇や実需のドル買いが円を押し下げています。
18日発表の7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は(13.9)と前月から大幅に改善し、6月の米景気先行指標総合指数は前月に比べ(0.2%)低下でした。いずれも市場予想から上振れしています。米景気が底堅いとの受け止めから米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いに流れています。
11時前に円は「1ドル=157円52銭」近辺まで売られました。週末に入る前の19日は、国内で事業会社の決済が集中しやすい実質的な「5・10日(ごとおび)」にあたり、きょうの決済に向けては国内輸入企業のドル買いが仲値として優勢だったとみられています。
米国の<トランプ前大統領>は日本時間19日午前、共和党の全国大会で大統領候補の指名受諾演説に臨んでいます。登壇に先立ち、同氏がインフレの抑制や金利の引き下げに言及すると伝わりましたが、市場では「金融政策への影響が不透明で為替市場は反応しにくい」との見方が多いようです。