ファルコン植物記(2169)【西洋十二単】
4月
14日
路傍にシソ科キランソウ属の多年草【セイヨウジュウニヒトエ】〈セイヨウキランソウ〉が群生していました。4~6月ごろに、青紫色〜白色の唇形花を穂状につけます。ヨーロッパ原産のシソ科の多年草で、観賞用に移入されましたが、いまは、野生化が進んでいます。流通している品種は、〈アジュガ〉と呼ばれるのが一般的のようです。
日本原産の【ジュウニヒトエ(十二単)】によく似ており、ヨーロッパ原産であることから、【セイヨウジュウニヒトエ】と名前がつけられました。
〈ジュウニヒトエ〉は、公家の女性の装束である「十二単」のことですが、たくさんの花が連なって咲く様子からつけられたようです。
花姿は、根元から延びた草丈15センチくらいの茎に、花が花柄がなくつく穂状花序で、たくさんの花をつけています。