ファルコン昆虫記(1072)<クキバチ>
4月
8日
黒くて細長い体形が特徴的なハチ目(膜翅目)クキバチ科の仲間で間違いがないとおもうのですが、触覚の色が黒か茶褐色化の見分けがつかず、【クロバキクバチ】か【ツノキクロハバチ】かで、悩んでしまいました。
<クキバチ>の雌成虫は,産卵に先立ち新梢のまわりにらせん状に深い傷痕をつけるため,産卵部より先端のほうはしおれてしまいます。孵化した幼虫は,まずしおれた部位へ食入し,次いで反転してしおれていない基部のほうへ食入し,茎内で老熟し繭をつくります。これはクキバチ科の昆虫に共通した習性のようです。
興味を持たれる分野の昆虫ではないようで、判断する資料も少なく、総称名の記録として残しておきます。