29日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比254円54銭(0.65%)安の3万8953円49銭でした。前日の米国株の下落を受けて、海外短期筋が株価指数先物に売りが出ています。値がさの主力株が売りに押されると、日経平均の下げ幅は一時300円を超え「3万8876円81銭」の安値をつけています。日銀による早期の金融政策正常化への思惑も相場の重荷となりました。
日銀の<高田創審議委員>は29日に滋賀県で講演し、2%の物価安定の目標の実現について「ようやく見通せる状況になってきた」と発言しています。日銀による金融政策の早期の正常化が意識され、外国為替市場で円高・ドル安が進行。トヨタなど輸出関連株に売りが出ています。
終値は小幅に続落し、終値は前日比41円84銭(0.11%)安の3万9166円19銭でした。