12日午後1時44分ごろ、三菱重工業は政府の情報収集衛星「光学8号機」を搭載した「H2Aロケット48号機」を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げ、予定軌道で分離しました。H2Aは2005年の7号機から42機連続で成功し、成功率は97.91%になりました。
情報収集衛星は、北朝鮮のミサイル発射施設を監視するなど、国の安全保障につながる情報を集める事実上の偵察衛星です。大規模災害の被害把握にも役立てます。
内閣衛星情報センターによりますと、昼間の晴天時に撮影する「光学」は現在5、6、7号機を運用しています。8号機は耐用年数を迎える6号機の後継役を務めます。
H2Aは50号機で終了し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と同社が開発するH3ロケットに移行する。「H3」2号機は今年の2月15日に打ち上げる予定です。