14日、年2回更新されるスーパーコンピューターの計算速度世界ランキングが発表され、理化学研究所や富士通が開発した「富岳」(神戸市)が、産業利用などで用いられる演算能力を測る「HPCG」など2部門で、2020年6月の初登場から8期連続の1位を獲得しています。ほかに1位でしたのは、ビッグデータ解析で重要な指標となる「Graph500」です。
2021年11月まで4期連続世界一でした「TOP500」部門では前回の2位から4位に後退しました。「TOP500」では、「富岳」は2020年6月以来、4期連続で1位となり、22年5月に米オークリッジ国立研究所の「フロンティア」に首位を奪われた後も3期連続で2位でした。今期は、米アルゴンヌ国立研究所など米国の最新鋭機が相次いで投入され、米国勢が1~3位を独占しています。
人工知能(AI)の深層学習向け演算「HPL―MxP」部門は3位でした。
「富岳」はスパコン「京(けい)」の後継機として2014年に開発を開始。2021年3月から本格稼働を始め、新型コロナウイルスの治療薬探索や飛沫の拡散シミュレーション、ゲリラ豪雨の予報などで成果を挙げています。
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