＜草笛光子＞『九十歳。何がめでたい』映画化発表

１９２３年（大正１２年）生まれで今年１１月５日に１００歳を迎える作家＜佐藤愛子＞のエッセイ『九十歳。何がめでたい』・『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を、『老後の資金がありません！』の＜前田哲＞が監督を務め、１０月２２日に役どころと同じく９０歳になった＜草笛光子＞主演で実写映画化され、２０２４年６月２１日に全国で公開が発表されています。

数々の文学賞を受賞してきた＜佐藤愛子＞が作家生活を引退して来客もなくなり、鬱々と過ごしていたところに、冴えない中年の編集者「橘高」がエッセイの依頼を持ち込んでくるところから話は展開。ヤケクソで始めた連載エッセイで世の中への怒りを赤裸々につづったところ、愛子の人生は９０歳にして大きく変わっていくことになります。

＜佐藤愛子＞が９０歳を迎えてヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴ったエッセイは、２０１６年５月まで１年に渡り『女性セブン』（小学館）に連載され、小学館にて書籍化されました。

その「老い」や「現代社会」に対する歯に衣着せぬ物言いと、独特のユーモアで、「人生百年時代」といわれる現代を生きる老若男女に多くの共感を得て、その後９８歳を迎え、ますますヘトヘトになった日々の暮らしを綴った続編『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』も刊行され、ベストセラーとなっています。

１０月２６日１１時には本作の公式ＬＩＮＥ〈IDは「90_medetai」〉が開設され、特別コンテンツや、本作の詳細情報などが公開される予定です。

私のスキーの先生は、95歳、89歳、89歳のお三方で、私などは完全に若造扱いです。まさに「戦いやまず日も暮れず」のようです。話は少しズレますが、Facebookなどでは誕生日が公開してあると、あなたのお友達は、今日が誕生日です。などと「お節介」な案内が来ます。だいたい誕生日などは、家族ですら記憶が怪しいのに、「他人様」からオメデトウなどのメッセージを頂いても面食うと思いきや嬉々として返事をしておられるのを見ると、私の認識がオカシイのかな？　と思ってしまいます・・・・

ご高齢で元気に指導されているのは、素晴らしいことですね。リハビリにデイケアに出向いておりますが、お誕生日を嬉しく思われない方の方が多いように思えます。冥土の旅の一里塚が近づいているように感じとられるみたいです。（苦笑）一日一日無事に過ごせておれば、誕生日も単なる一日かな。