『起終着駅 ターミナル』@NHK-BSプレミアム
7月
10日
北海道出身・在住の『ホテルローヤル』(2013年)で第149回直木賞を受賞し、『ホテルローヤル』として映画化(監督:武正晴)もされています<桜木紫乃>が釧路を舞台に描いた小説『起終点駅 ターミナル』(2012年)を、<佐藤浩市>と<本田翼>の初共演で映画化しています。
愛した女性を死に追いやった過去のある「鷲田完治」は、それから25年間、釧路の地で誰とも関わることなく、己を罰するように静かに暮らしていました。国選弁護人をしている「完治」はある時、「椎名敦子」という若い女性の弁護を担当しますが、それをきっかけに「敦子」が自宅を訪ねてきます。
「敦子」は「完治」にある人を探してほしいと依頼し、最初はその頼みを聞くつもりのなかった「完治」でしたたが、家族に見放され、誰にも頼ることなく生きてきた「敦子」の存在が、「完治」の止まっていた心を少しずつ動かしていきます。
「鷲田完治」役に<佐藤浩市>、「椎名敦子」役に<本田翼>、「結城冴子」に<尾野真千子>、「大下一龍」に<中村獅童>、「森山卓士」に<和田正人>、「南達三」に<泉谷しげる>ほかが出演、監督は『月とキャベツ』(1996年)・『花戦さ』(2018年)などの<篠原哲雄>が務めています。