『プラトーン』@NHK-BSプレミアム
7月
6日
ベトナム帰還兵である<オリバー・ストーン>監督が、アメリカ陸軍の偵察隊員であった頃の実体験に基づき、アメリカ軍による無抵抗のベトナム民間人に対する虐待・放火、虐殺や強姦、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人、誤爆、同士討ち、敵兵に対する死体損壊など、現実のベトナム戦争を自らの従軍体験を基にベトナム戦争の実態をリアルに描き、1987年・第59回アカデミー賞で作品賞・監督賞など4部門に輝き、第44回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞を受賞した作品です。
1967年。アメリカ人の青年「クリス」は、徴兵される若者たちの多くがマイノリティや貧困層であることに憤りを感じ、大学を中退して自らベトナム行きを志願します。しかし、最前線の小隊「プラトーン」に配属された彼を待ち受けていたのは、想像を遥かに超える悲惨な現実でした。
小隊では冷酷非情な隊長「バーンズ」と無益な殺人を嫌う班長「エリアス」が対立していました。それぞれ出自の異なる仲間たちとともに過酷な戦場を生き延びるうちに、戦争になじんでいく「クリス」は、ある日、ベトコン基地と思われる村を襲撃したことをきっかけに、「バーンズ」と「エリアス」の対立は決定的なものとなります。
「クリス・テイラー」を<チャーリー・シーン>、「ボブ・バーンズ二等軍曹」を<トム・ベレンジャー>、分隊長「ゴードン・エリアス三等軍曹」を<ウィレム・デフォー>、第二小隊小隊長「ウォルフ中尉」に<マーク・モーゼス>、中隊長「ハリス大尉」に<デイル・ダイ>がそれぞれ演じています。