金熊賞『オン・ジ・アダマント』@第73回ベルリン国際映画祭
2月
26日
『オン・ジ・アダマント』は、日本の映画配給会社「ロングライド」が共同プロデュースをし、パリ中心部セーヌ川に浮かぶ、精神に障がい持つ人々を受け入るデイケアセンターの日々を描いています。自主性を重んじ、絵画や音楽、詩など自らを表現することで癒しを見出していく患者たち、彼らに寄り添って働く看護師・職員らを優しい眼差しで捉えているドキュメンタリーです。日本では来年公開予定です。
日本から出品されていました<新海誠>監督のアニメーション作品『すずめの戸締まり』の受賞はなりませんでした。
『すずめの戸締まり』は、東日本大震災の記憶を抱える高校生の「鈴芽」が、災いの元となる〈扉〉を閉じるために日本各地の廃虚をめぐる物語。日本アニメがコンペティション部門に選ばれるのは、2002年に金熊賞を受賞した<宮﨑駿>監督の『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりのことで、注目されていました。