『彼女がその名を知らない鳥たち』@<白石和彌>監督
10月
23日
下品で貧相、金も地位もない15歳上の男「陣治」と暮らす「十和子」は、8年前に別れた「黒崎」のことを忘れられずにいました。
「陣治」に激しい嫌悪の念を抱きながらも、「陣治」の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた「十和子」は、「黒崎」に似た面影を持つ妻子ある「水島」と関係を持ちます。ある日、「十和子」は家に訪ねてきた刑事から、「黒崎」が行方不明であることを告げられます。
「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も「十和子」に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる「陣治」。「黒崎」の失踪に「陣治」が関係しているのではないかとの疑いを持った「十和子」は、その危険が「水島」にまでおよぶのではとないかとおびえます。