『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』@<ソン・ハイペン>監督
4月
24日
2世紀ごろ魏晋南北朝時代の中国大陸が発祥とされる獅子舞。現代中国の獅子舞は、前足を担当する1人と、背中と後ろ足を担当するもう1人が獅子となり、そこに楽団も加わって、旧正月や店舗の開店祝いの場などで「招福駆邪」として演じられます。
広東の田舎で暮らす少年「チュン」は家が貧しく、両親は長年にわたり都会の広州に出稼ぎしていました。ある時、自分と同じ名をもつ獅子舞の演者の女の子と知り合ったことをきっかけに、「チュン」は獅子舞の世界にあこがれを抱くようになります。
かわいい女の子を目当てに「チュン」に誘われ参加した「マオ」、そして「マオ」の知り合いの「ゴウ」とともに獅子舞チームを結成した「チュン」は、若いころは町一番の獅子舞の踊り手だったという干物屋の店主「チャン」に師事し、獅子舞の演者として成長していきます。