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- ダウ平均株価(2月10日)@終値3万5741ドル59セント
10日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反落して始まり、終値は前日比526ドル47セント(1.47%)安の3万5741ドル59セントで取引を終えています。
朝方発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、金融引き締め観測が強まりました。米長期金利が上昇し、高PER(株価収益率)のハイテク株が売られています。利上げを加速すれば景気を冷やすとの見方から景気敏感株も安い流れです。
(CPI)は前年同月比(7.5%)上昇し、上昇率は前月(7.0%)と市場予想(7.2%)を上回っています。エネルギー・食品を除くコア指数も(6.0%)上昇と市場予想(5.9%)以上でした。
インフレ圧力の高まりで、(FRB)が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.5%)の利上げに動くとの見方が強まりました。金融政策の影響を受けやすい中期債を中心に幅広い年限の米国債が売られ、前日の終値は(1.94%)でした米長期金利は、2019年8月以来となる(2.05%)に一時上昇しています。
ハイテク株の下落が目立ち、ソフトウエアのマイクロソフトと顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムがともに(2%)安で始まっています。機械のハネウェル・インターナショナルや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など景気敏感株も安く、ホームセンターのホーム・デポやスポーツ用品のナイキといった消費関連株も下げています。
一方、好決算を発表した銘柄は買われています。9日夕発表の2021年10~12月期決算が市場予想を上回る増収増益だった映画・娯楽のウォルト・ディズニーは(5%)上昇し、ダウ平均を支えています。10日朝発表の決算が市場予想以上だった飲料のコカ・コーラも高く推移しました。
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