『マロナの幻想的な物語』@<アンカ・ダミアン >監督
8月
24日
血統書付きの母と少し乱暴な父との間に生まれたミックス犬「マロナ」は、同時に生まれた9匹の末っ子であることから「ナイン」と呼ばれます。彼女は生まれてすぐに曲芸師「マノール」の手に渡り、「アナ」と名付けられます。「アナ」は大好きな「マノール」と幸せな日々を送りますが、「マノール」の新たな仕事が〈犬禁止〉だと知り、彼のもとを去ることを決意します。
寂しく通りをさまよっていた彼女は、エンジニアの「イストヴァン」に拾われ、「サラ」という新しい名前をもらう。イストヴァンからはかわいがられたものの、彼の家族からひどい扱いを受けた「サラ」は家を逃げ出し、公園で少女「ソランジュ」と出会います。
新たな名前は「マロナ」。持ち前の愛くるしさで家族全員を魅了し、絆を深めていく「マロナ」でした。
東京アニメーションアワードフェスティバル2020で長編グランプリを受賞。2019年・第32回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス部門」では、『マローナの素晴らしき旅』のタイトルで上映されました。日本語吹き替え版では、主人公の犬「マロナ」の声を『この世界の片隅に』の<のん>が声を当てています