神戸：ファルコンの散歩メモ

＜リドリー・スコット＞監督（８３）が、アカデミー脚本賞受賞作『グッド・ウィル・ハンティング　旅立ち』（１９９７年）以来のタッグとなる＜マット・デイモン＞と＜ベン・アフレック＞による脚本を映画化した歴史ミステリー『最後の決斗裁判』が、２０２１年１０月１５日より全国で公開されます。

１３８６年、百年戦争さなかの中世フランスを舞台に、実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語を描きます。騎士「カルージュ」の妻「マルグリット」が、夫の旧友「ル・グリ」に乱暴されたと訴えますが、目撃者もおらず、「ル・グリ」は無実を主張。真実の行方は、「カルージュ」と「ル・グリ」による生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられます。

勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は罪人として死罪になります。そして、もし夫が負ければ、「マルグリット」も偽証の罪で火あぶりの刑を受けることになるのでした。人々は「カルージュ」と「ル・グリ」、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれます。

テレビドラマ『キリング・イヴ　Killing Eve』（２０１８年）でエミー主演女優賞を受賞した＜ジョディ・カマー＞が、女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決意する女性「マルグリット」に扮し、「カルージュ」を＜マット・デイモン＞、「ル・グリ」を＜アダム・ドライバー＞、「カルージュ」と「ル・グリ」の運命を揺さぶる主君「ピエール伯」を＜ベン・アフレック＞がそれぞれ演じています。