<岩田稔投手>戦力外通告@<阪神タイガース>(464)
9月
28日
<岩田稔>は関大を経て2005年大学・社会人ドラフト希望枠で入団。大阪桐蔭高2年冬に発症した1型糖尿病と闘いながら、3年目の2008年に10勝をマーク。同年以降は左肘手術などの故障も乗り越え、長年にわたって先発ローテを支えてきました。ここまで通算200試合登板で60勝82敗、防御率3・38の成績を残しています。ただ、ここ数年は若手投手の台頭もあり、昨季は5試合登板にとどまっていました。
プロ16年目の今季は1月上旬に新型コロナウイルスに感染。6月には中継ぎに転向し、7月の1軍昇格時には3試合に登板して防御率0・00と好投でした。ウエスタン・リーグでは17試合登板で4勝1敗、防御率1・97。後半戦はここまで1軍昇格の機会はありませんが、ウエスタン・リーグ優勝が決まった24日のオリックス戦では1点リードの4回2死一、三塁のピンチで先発<中田賢一>から引き継ぎ登板し、わずか1球で<岡崎>を三邪飛に抑えていました。
球団は近日中に<岩田稔>と今後について話し合いの場を持つようです。生え抜き左腕は他球団での現役続行を目指すのか、背番号「21」のユニフォームを脱いで引退を決意するのか。気になる報道です。