『1941 モスクワ攻防戦80年目の真実』@<バディム・シメリェフ>監督
8月
16日
1941年、ナチスドイツとの激戦の果てに、首都モスクワの防衛に成功したソ連軍。このモスクワ攻防戦はナチスドイツが喫した初めての大きな敗北であり、大戦そのものの流れを変える転換点となりました。
本作は若き士官候補生たちの視点から、知られざる史実にスポットライトを当てた戦争映画。兵力不足のため戦場に送られた約3500名の学生兵や看護師が物語の軸となります。彼らの任務は、増援部隊が到着するまで敵を食い止めること。しかし若者たちにとって戦場はあまりにも過酷でした。
『スターリングラード 史上最大の市街戦』の<セルゲイ・ボンダルチュク>、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の<グラム・バブリシヴィリ>がキャストに名を連ねています。『ミッション・イン・モスクワ』の<ワディム・シメリェフ>が監督と脚本を担当。脚本は近年ロシア国防省が機密解除した文書・資料にもとづき執筆されています。
撮影では激戦地イリンスコエ前線のあった場所に、村、道路、橋、人工の川などを当時の航空写真をもとに復元。さらにソ連・ドイツ両軍ともに、戦車、装甲車、大砲、航空機などの兵器は、博物館に保管されていた実物が使用されています。