『ブリッジ・オブ・スパイ』@<スティーブン・スピルバーグ>監督
1月
3日
保険の分野で着実にキャリアを積み重ねてきた弁護士「ジェームズ・ドノバン」は、ソ連のスパイとしてFBIに逮捕された「ルドルフ・アベル」の弁護を依頼されます。敵国の人間を弁護することに周囲から非難を浴びせられても、弁護士としての職務を果たそうとする「ドノバン」と、祖国への忠義を貫く「アベル」。2人の間には、次第に互いに対する理解や尊敬の念が芽生えていきます。
死刑が確実と思われた「アベル」は、「ドノバン」の弁護で懲役30年となり、裁判は終わりますが、それから5年後、ソ連を偵察飛行中だったアメリカ人パイロットの「フランシス・ゲイリー・パワーズ」が、ソ連に捕らえられる事態が発生。両国は「アベル」と「パワーズ」の交換を画策し、「ドノバン」はその交渉役という大役を任じられます。
【追記】第88回アカデミー賞(2016年2月29日)では、作品賞ほか6部門でノミネートを受け、ソ連スパイの「アベル」を演じた<マーク・ライランス>が助演男優賞を受賞しています。