『モロッコ、彼女たちの朝』@<マリヤム・トゥザニ>監督
7月
9日
モロッコ・カサブランカのメディナ(旧市街)を舞台に、女手ひとつでパン屋を営む「アブラ」と、仕事と住まいを失った妊婦「サミア」の連帯を描いています。
「アブラ」を『灼熱の魂』(2010年・監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ)の<ルブナ・アザバル>、「サミア」を<ニスリン・エラディ>が演じ、第92回アカデミー賞(2020年2月20日)ではモロッコ代表に選出された作品です。
公開された映像では、物語の鍵となるモロッコ伝統のパンケーキ〈ルジザ〉を作るシーンから始まります。「サミア」が「アブラ」の娘「ワルダ」に向けて、生地を細く紐のように延ばして作る〈ルジザ〉のレシピを教えるさまが映し出されています。