「ドラゴンフルーツ」@「レッドピタヤ」
6月
30日
中国語名は「火竜果」と表記され、日本では果皮が黄色いものを区別してピタヤ(イエローピタヤ)と呼んでいる場合もありますが、ピタヤは本来サンカクサボテン類の果実の総称であり、ベトナムから日本へ入り始めたころは赤いものもピタヤと呼んでいました。現在一般的となった「ドラゴンフルーツ」という呼び方は、ベトナムから輸出する際に中国語から直訳的に英語にした販売用の商品名称です。
果実は、大人のこぶし大程度からそれ以上の大きさと形をしており、表面にサボテン科果実特有の葉のような緑色の突起物があります。果皮は光沢のある鮮やかな赤色、ピンク色が代表的ですが黄色のものもあります。
果肉は、白色、黄色、もしくは赤いゼリー状で、それぞれホワイトピタヤ、イエローピタヤ、レッドピタヤと呼び分けられています。豊富な果汁を含んでおり、一面に胡麻粒のような黒い種子がありますが、この種子は取り除かずに果肉ごと食べられるため、「キウイフルーツ」と同じような食感です。
レッドピタヤはホワイトピタヤより甘くほのかな酸味を持つと言われていますが、日持ちさせるために未熟果の段階で収穫され、収穫後のピタヤはほとんど追熟して糖度を増さない果物なので味わい的には、若い「キウイ」を食べているような感じで、熟した果肉を感じさせる甘さはありませんでした。