<大阪なおみ>(132)記者会見拒否を宣言
5月
27日
テニスのプロツアーは、選手に、プロとして多くの義務を課しています。大会期間中に、ファンサービスや報道陣に対する活動も、事細かく決められており、違反すると罰金が科されるシステムになっています。それは、プロ選手は、ファン、スポンサー、メディアなどに支えられているという発想から生まれたシステムだとの理由に寄ります。
例えば、記者会見では、グランドスラム・ルールブック(4大大会規則集)には、「選手およびチームは、けがや身体的な理由ではない限り、勝敗に関係なく、可能ならば試合後30分以内に会見を行わなくてはならない。試合後に行う時間は、レフェリーおよび適当な理由がある限り、伸ばすことはできる」。
大会前も「シングルスの本戦の選手は、大会開幕の2日前から、要請があれば、会見を開かなくてはならない」と規定されています。そして、これに違反した場合は「最大2万ドル(約220万円)の罰金が科される」とされています。
<大坂なおみ>は、「会見拒否でたくさんの罰金を重ねたら、その合計額がメンタルヘルスの慈善団体に寄付されることを願う」と皮肉っています。